何十年もひたむきに研究を続けた努力が認められて、本当によかったですね。
”努力した者が報われる”ということが証明されたようで、大変励みになりました。
ここで、化学賞に関して生意気にも”うんちく”でもたれてみようかと思います。
下村さんは緑色蛍光タンパク質を発見したことで今回の受賞となりました。

もう少し詳細に述べると、”緑色蛍光タンパク質の構造を決定した”と言い換えれます。
このタンパク質の構造決定に至るステップを大まかに記すと、
��.目的のタンパク質を分離精製する。
��.分離精製したタンパク質を結晶化する。
��.結晶化したタンパク質を構造解析する。
という流れになります。
��.は具体的には単結晶X線解析装置という装置を用いることになります。
この装置は、結晶化したタンパク質にX線を照射させ、はね返ったX線を検出し逆フーリエ変換という難しい数式を用いて構造決定するというものです。
私は、この装置メーカーに勤めていたこともあり、多くのタンパク質研究者と接する機会がありました。
研究者からの機械への難しい要求やクレームがあったりとメーカーとしては大変でしたが、時には目をキラキラさせながら最先端の研究を熱く語っている姿に、大変刺激を受けたのを思い出します。
おたくっぽい話でしたが、ほんの片隅でもノーベル賞を取るような研究に関わることができたのは誇りに思います。
ひたむきにガンバロー!!
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