2015年4月1日水曜日

高杉晋作と奇兵隊

総理大臣が奇兵隊内閣と言っているので、ちょっと高杉晋作の話でも。
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高杉晋作と言えば、無敵の奇兵隊を率いた幕末風雲児として知られています。
長州藩の上士の家に生まれ、幕府の昌平坂学問所で学んだ超エリート。
��お金持ちで頭がいいとはうらやましすぎる[emoji:i-191])
しかし、脱藩して英国公使館を焼き討ちしたり、アメリカ、イギリス、フランス、オランダの4カ国相手に戦争をしかけたり、幕府の大群相手に2度も戦で勝利したりと、やったことはムチャクチャ。
今の時代なら、テロリスト扱いされたかも[emoji:i-198]

私が高杉晋作の伝記を読んで関心したのは、上記のような破天荒な行動も、もちろん”すごい”と思いましたが、
一番は、4カ国連合艦隊に敗戦したときの4カ国との交渉の時です。

長州藩は負けたので、相手の条件を飲まなければならないのですが、長州藩の領土を租借の要求は頑として拒否したのです。しかし、相手は4カ国で勝者です。威圧的に要求してきます。
そこで、高杉晋作は、古事記を延々と朗読したのです。

”古事記上卷并序

臣安萬侶言。夫混元既凝。氣象未效。無名
無爲。誰知其形。然乾坤初分。參神作造化
之首。陰陽斯開。二靈爲群品之祖。所以出
入幽顯。日月彰於洗目。浮沈海水。・・・・”

相手はおろか、通訳の伊藤博文も唖然としたとか[emoji:i-197]
朗読は延々と続き、結局連合艦隊は根負けしたということです。
交渉の場でそういう行為に出れることもすごいし、そういう発想もすごいし、古事記を暗記していたのもすごい[emoji:i-199]
一見役に立たないと思われる勉強も、どこで役に立つかわかりませんね。

暗記した古事記が国をすくった、なんてカッコ良くないですか[emoji:i-189]

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