2015年4月1日水曜日

汚染米

最近、汚染米や力士の薬物使用問題など世間を騒がせています。

以前、こういった薬物を検査する精密機械に携わったこともあり、ついつい関心を持ってしまいます。
汚染米はメタミドホスという農薬がある基準以上に残っているため問題があるのですが、この農薬を検出するには、高価な装置で測定します。

どれくらい高価かというと、最低でも2千万円、性能が良くなると、5千万円くらいします。
普通じゃ買えないですね。

さて、どれくらいの濃度の農薬を検出できるかというと、ppm(百万分の1)という想像できない単位で検出できます。
例えて言うと、甲子園球場の中のはがき1枚分くらい。

この高感度装置を用いれば、食品中の農薬や体内の麻薬などの薬物がわかります。
また、がんやアルツハイマーの研究など医療分野でも活躍しています。

これは、餃子中に含まれた農薬を測定した結果です。
104087_convert_20080914232758.gif
なんのこっちゃ?でしょうが、いろんな色それぞれが農薬をあらわしています。
こんなtわずかな量でもちゃんと測れるのですよ!!

ちなみに、こういった機械を医療の分野に応用できる基礎をつくったということで、島津製作所の田中耕一さんがノーベル賞を取りました。

まさに、ハイテク機械です。
面白い仕事を経験しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿