2015年4月1日水曜日

フェルマーの最終定理

最近、フェルマーの最終定理に関する本を読みました。
Fermat_convert_20080908124411.jpg
この人は、ノートの余白に下のようなメモを残していました。

nが3以上の自然数であれば
Xn + Yn = Zn
を満たす自然数(X,Y,Z)の組み合わせは存在しない
。」
  
しかも、こうも記されていました。

私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない。」

この余白が発見されてから、多くの大数学者達が証明に挑みましたが、完全には証明できませんでした。
でも、不思議ですね。中学校で習う、ピタゴラスの定理(三平方の定理)は、

��2+b2=c2
exp-pythagoras1.gif


を満たす自然数(X,Y,Z)の組み合わせ無限に存在するのですから!!

フェルマーは学者でも数学者でもなくフランスの地方役人で、単なるアマチアの”数学オタク”だったようです。そして、ついに1995年にアンドリュー・ワイルズという数学者が完全証明を成し遂げました。
フェルマーは17世紀の人ですから、3世紀もの間、数学者たちを悩ませ続きたのです。

ちなみに、このアンドリュー・ワイルズは証明を完成させるにあたり、日本の数学者が考えた、
「谷山=志村予想」を用いたようです。
日本人の知恵も入っていたのですね。

そもそも、フェルマーは趣味で、紀元前にエウクレイデス(ユークリッド)が書いた「原論」という数学論文を研究していたとき、最終定理を思いついたようです。
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このエウクレイデスは、アレキサンドリアの図書館の数学部門の責任者でした。
この図書館は、プトレマイオスI世が建てたもので、このプトレマイオスは、アレキサンダー大王の部下だったのです。
アレキサンダー大王

エウクレイデスは「原論」を書くにあたり、ピタゴラス教団が研究していた数学を取り上げています。

学校では、歴史や数学は別々の授業ですけど、実は深く結び付いているのですね。
こうして考えると、勉強も面白くなってくるでしょう!?

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