今日は朝から雪がちらついています。
春の雪でいつも思い出されるのが、三島由紀夫の豊饒の海、第1巻。
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そして、奔馬、暁の寺と続いていきます。
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暁の寺を読んだ時には、わざわざ鹿苑寺(金閣寺)へ参拝に行きました。
初めて主体的にお寺めぐりをした経験だったのでよく覚えています。
そして、最後の天人五衰
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美しい天使が朽ちていく様は何を表しているのでしょうか???
美意識の強い三島自身の加齢により衰えていく肉体を表しているのか、それとも、始まりがあるから終わりがある、生があるから死がある、という三島自身の哲学的死生観から出たものなのか。
輪廻転生を信じ、市ヶ谷で自殺した後も生まれ変わると思っていたのか。
いろいろ想像したものです。
いずれにせよ、天人も五衰するように、何事にも終わりがあるのは間違いなさそうです。




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