2015年4月1日水曜日

学問の神様

受験生のみなさま、ここまで来たら後は神頼み!!
合格祈願をしにお寺や神社に行く人も多いはず。

滋賀で有名なのは、近江神宮かな、隣の京都は北野天満宮でしょう。
この北野天満宮は、有名な学問の神様が祭られています。

菅原道真(すがわらのみちざね)
菅原道真 見果てぬ夢菅原道真 見果てぬ夢
(2013/02/26)
三田 誠広

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平安時代の人で右大臣になりたいへんかしこかったようです。
よって学問の神様と言われるわけですね。

ところで、この菅原道真、何か変だとは思いませんか???
確かに賢くて右大臣にもなり立派だったと思いますが、学問の神様として祭られるのですよ!!!
歴史上、賢くて立派な人は他にもいっぱいいたはずです。
なぜ、菅原道真だけが”神様”として後世にまで祭られるのでしょうか。

それは、”神様”にしなければならない理由があるからです。
菅原道真はかしこくて立派だったため、どんどん出世していきました。
そして、右大臣にまで上りつめたのですが、これをよく思わないひがんでいる人達もいたのです。
そのひがんでいる人達が、菅原道真に無実の罪をなすりつけて、犯罪者にしてしまいました。
そして、流刑地の太宰府で無念にも没してしまったのです。
ここまでは、ひがんでいる人達の思い通りだったのですが、その後京の都では天変地異などが起こったりします。

これは、”菅原道真の祟りだ”、ということで、怨霊を鎮めるために”神様”として祭るしかなかったのです。

日本の歴史で表向き立派に語られる人物は、不幸な死に方をした人が多いです。
逆に大罪人として悪評価を受けている人(楠木正成など)は、本当はすばらしかった人も多いです。

こうやって歴史を逆さまにして考えてみると、おもしろいですよ。
現在の出来事にも当てはまります。

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