2015年4月1日水曜日

哲学のお話5

社会人として会社に入ると、一日のほとんどを会社で過ごすことになります。
会社の組織の中に入れば、仕事の失敗は上司が負ってくれますし、毎月給料もくれるので社員を守ってくれます。
最初の3年くらいはがむしゃらに仕事に励むのですが、だんだん慣れてくると心に余裕が出来てきます。

”このまま会社勤めでいいのだろうか?”
”一生に一度の人生、ほんとうにこれでいいのだろうか?”

なんて悩みが生じてきました。
そして、会社の組織は時として、社員に対して非常に残酷にふるまうことがあるのです。
自分は会社の組織の中で、どのように行動し振る舞ったらいいのか、答えを見つけようとしました。
そんなおり、幕末から明治にかけて活躍した維新の志士たちに惹かれるのでした。

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幕末関連の本はかなり読み込みました。
特に、行動哲学でもある陽明学を学んだ西郷隆盛は結構好きで、”惻隠の情”を抱いて行動するようこころがけたものです。
幕藩体制の中、上からの命令は命より重いという思想を叩き込まれた組織の中で、志士たちがどのように行動したのか、大変勇気を与えてもらいました。
この”行動哲学”は、今でも大きく影響を受けています。
そして、会社という組織からもっと大きな組織へと考えがすすむのでした。

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