いずれも宇宙学論者によって宇宙の始まりに関する熱い議論が交わさせれていました。
アインシュタイン以降の宇宙論の代表的発展を簡単にまとめると、
��.ビッグバン宇宙論
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��.インフレーション宇宙論
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��.膜宇宙論
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��.サイクリック宇宙論
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��.のビッグバンは有名ですね。宇宙は熱い火の玉が大爆発して始まったという。
��.は、そのビッグバンが起こったのは、インフレーションという現象が起きたという理論。
��.は、量子力学の超ひも理論により発展した多次元宇宙論。
��.は、宇宙は輪廻転生するという理論。
いずれも、もっともらしい
ような、そうでないような壮大な話なので、面白かった
特に印象に残ったことを簡単にまとめると、
アインシュタインは、宇宙を数式で説明しようとして宇宙空間は一定であり宇宙定数というのを考えました。
しかし、後にハッブルなどにより、宇宙は膨張していることが観測により証明されました。
よって、宇宙空間は一定であるというアインシュタインの宇宙定数は間違いであり、さすがのアインシュタインも負けを認めたそうです。
その後、観測技術が飛躍的に進歩すると、真空と思われていた宇宙空間には実は”なにかある”ということがわかりました。
その何かは、”ダークマター”や”ダークエネルギー”と呼ばれ、両方合わせて96%程度占めており、地球や太陽などの物質は宇宙の4%程度なんだそうです。
これは、今までの常識を覆した大発見で、宇宙論が大変活発に議論されることになりました。
そうして、理論物理学者がダークエネルギーの効果を数式に加えると、なんとアインシュタインの宇宙定数とぴったりになったとか

このように、宇宙の話はダイナミックに動いていて、大変刺激を受けました。
今後注目すべきことは、
・宇宙の始まりはあったのか、ビッグバンは繰り返されるのか?
・今の宇宙は偶然なのか、必然なのか?
・物理法則で説明できるのか、神のみぞ知るなのか?
こんな点に注目していきたいと思います。




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