不安から絶望となった中学生活が始まりました。
とにかく、何かと絡んでくる山田君に対して下手に刺激しないよう無視する作戦を取りました。
しかし、席が一番後ろで並んでいるため、何かと嫌がらせをしてきます。
なんとか、新しい班が決まり席替をするまで耐えることにしました。
ようやく、班を決めの日が来ました。
クラスのひとりひとりが紙に希望班と名前を書いて、希望者が多い班はくじ引きで決めるというものでした。
私は自分の希望というよりは、山田君が絶対書かなさそうな班を希望することにしました。
風紀班、美化班、図書班、、、よし、これだ!
”学習班”
と書きました。学習班は人気がなく、くじ引きもなさそうで、山田君も絶対書かないだろうと想定しました。
しかし、
”おい、お前、何班って書いたんや。ちょっと見せてみろ”
強引に見ようとします。もみやっているうちに、”学”の字が見えたようで、
”お前、学習班って書いたやろ”
”書いてへんわ”
そうこうしているうちに、班の発表と席替えが始まりました。
こうして、正式に学習班の一員となりクラスでも恐れられている山田君と運命を共にすることになるのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿